Vol.25 ドメインの笑えない話〜ドメイン選択のリスク〜

・ドメイン管理会社が倒産?

あまり知られていないことですが、ドメイン管理会社も倒産することはあります。
これは、安定したDNS管理に莫大な費用がかかるためです。
小さな管理会社のケースでは、運用上のトラブルが起きてアクセス不能になる事故も実際に起きています。

2000年、クリスマス諸島の「.cx」ドメインの登録を行っていたイギリスの管理会社が倒産し、DNSサーバーを放置したために、数カ月間「.cx」ドメインで運用されているサイトへのアクセスが不能になるという事件がありました。「.cx」ドメインを利用していた主な顧客である海外企業がこの影響を被ってしまいました。

企業サイトのダウンタイムはそのまま営業機会の損失につながってしまいます。重要なドメインに使うには、本当にその管理会社が信頼できる品質の運用体制を持っているかどうか調べておく必要があります。

・訴えられたら?

ドメインに関わるトラブルといえば、商標・商号に関する紛争問題があります。
紛争問題の解決のためにネックとなる点として大きいのは、日本以外で管理されているドメインの裁判は、海外である現地の法律/言語で闘わなければならないということです。

その国の事情に詳しい弁護士を雇って、現地との打ち合わせをすれば、旅費や通信費、翻訳費もかさみます。そのようなリスクを回避するために、安易なドメイン取得は避けるべきです。

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