Vol.6 ドメイン運用のルールを考える〜ユーザーはURLをどう見ているか〜

Webユーザビリティでは、実際のユーザーの使い方を窓越しに眺めて、対象となるサイトの使い勝手を検証するといった手法が用いられますが、ここで、URLからユーザーはそのWebサイトをどのように想像するかという推測を立ててみました。

ドメイン 地域推測 サイト内容推測
.com 日本?米国? 会社?商品/サービスサイト?
.net 日本?米国? 商品/サービスサイト?
.co.jp 日本 会社?商品/サービスサイト?
.ne.jp 日本 プロバイダー?商品/サービスサイト?
.ac.jp 日本 学術機関
.go.jp 日本 公的機関
.jp 日本 会社?商品/サービスサイト?

.jpとついているものは日本のサイトということが明確に分かりますが、それ以外のドメインについては、どこの地域のどのような内容のサイトか、ドメインだけでは確証をもてないはずです。これは、マルチサイト化が進む今、ユーザーがサイトへアクセスする際の大きな障害になっているのではないでしょうか。

また、

example.com
example.co.jp
example.jp

と並べられた場合を考えてみましょう。

この企業が世界的なグローバル企業だとします。
すると、ユーザーはおそらく、「.com」はアメリカ本社のサイトか、あるいは各地域の窓口となるゲートウェイ、「.co.jp」は日本本社のコーポレートサイト、「.jp」はコーポレートサイトとは別の意図を持ったサイトというように、ドメインの使い分けがなされていることをうっすらとでも理解するのではないでしょうか?
逆に、こういったユーザーの推測とは大きく異なるマネジメントが行われている場合、ユーザーはドメインからWebサイトの大まかなテーマや内容について判断することは困難になることが考えられます。

ドメインをきちんと使い分けていくルールが決まっていれば、ユーザーはその企業のURLをひとつ覚えるだけで、その企業の他のサイトのURLも暗に理解できるようになるのです。企業にとって、これは極めて大きな意味のあることではないでしょうか。

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